嫌な上司ってストレスになりますよね。そんな嫌な上司との付き合い方を改める方法から、考え方が変わったことによる自己成長が待っているのです。

報告の重要性

“報告の重要性

仕事の進捗状況、完了、確認をする場合、メールだけではなく、口頭でも報告するように心がけましょう。
メールで済ませるほうが、文章としても残るし、時間を短縮できると考えるかもしれません。
特に、あまり相性が良くない上司や同僚相手だと、直接の手間をかけることなく、ほとんどすべての要件をメールで済ませたいという意識が働くこともあるでしょう。
しかし、相手が大事なお客様相手の約束だと仮定してみてはどうでしょうか。
相手が大事であればあるほど、メールに限ることなく、電話や直接会って話すことで、確実なものにしたいものです。
そして、些細に思えるような報告もお客様にはしたいと思うものではないでしょうか。
そう考えると、どんなに苦手だと思う上司や先輩に向けても、報告をきちんと相手に伝わるようにすることが重要だとわかると思います。
多くの会社の新入社員研修で、報告・連絡・相談(略してホウレンソウ)が仕事をするうえで欠かせない重要なものだと教わります。
その中でも報告は、部下がどのような姿勢で仕事を行っているのかを把握するために大切なものです。
主に、仕事を開始するときに一言。
次に、指示された仕事量の半分が終わった時に一言。
最後に、仕事を最後まで完遂し、次に何をするべきなのかを尋ねるために一言が必要だといわれています。
大切な報告をしなかったからこそ、「あいつに任せても本当に大丈夫なのだろうか」という疑いを抱かれてしまいうことにもなりかねないのです。
メールで報告内容を残すこととともに、口頭でも確実に相手に伝えるためのアクションを起こしましょう。”

口頭でも報告を

実績を出すまでは意見を控える

実績を出すまでは意見を控える


会社の中で意見が取り上げられるまでは、長い年月と実績が必要です。
といっても、最近の会社の中では、従来の常識にとらわれた会社を一新しようと、新人社員の意見を積極的に取り入れて、全く新しい事業やシステムを構築しようという会社もあります。
しかし、たいていの会社が勤務年数と実績に応じて発言権を決めていることは事実です。
例えば、入社2年目の、まだ基本的な業務の経験しか積んでいないような者が斬新なアイディアを披露したとします。
似たようなアイディアを課長や部長クラスの社員がしたのでは、同じアイディアでもそれが持つ信頼感や信憑性は大きく異なります。
いくら新人が素晴らしい考えを持ったとしても、それは実績に裏打ちされたものではなく、経験が圧倒的に不足するものだと判断されるのです。
そのため、新しい考えが浮かんだとしても、それを会派の先輩に相談するのも一つの手です。
会社で実績を積まないうちには、地味と思われる作業にも一生懸命に取り組んで、実績を積むことが大切です。
そうすれば、実績で裏打ちされたアイディアが採用されることもあるでしょう。

上司=大切なお客様 その2

嫌いな上司とどうやったら良好な関係を築くことができるかということに頭を悩ませる機会があるかもしれません。
会社が人の集まりである以上、価値観や文化の違う人とのかかわりを避けて通ることは不可能です。
しかし、どうしても自分とは相性が悪い相手とも付き合わざるを得ない場合には、一気に距離を詰めることなく、「上司=大切なお客様」という思い込みをすることはいかがでしょうか。
気が合わない上司でも、自分に対する評価を左右する存在には違いありませんし、お互いに嫌悪感を抱いているような関係では、一緒に協力して一つの仕事を進めていくことが困難です。
苦手だな、嫌いだなと思う上司でも「=大切なお客様」と考えることによって多少のことは我慢ができるようになるものです。”

嫌いな上司との付き合い方

上司に反論しない

“反論しない、尊敬しなくても見下さない

上司を見下した言動をとっている部下が好印象を持たれないことは当たり前です。
同時に、命令することにいちいち反対し、反論するような部下を抱えたくないというのも当たり前です。
会社という組織の中で仕事をする以上、社長以下の決定を疑問を挟まずに黙々とやり遂げる部下が必要とされています。
この時、もしも部下が、命令の内容に疑問を抱いて不満を表に出したとしたら、その部下は疎まれることも当然だといえます。
例えば、商品についての疑問を直属の上司にしたとします。部下としては、純粋な疑問を投げかけたつもりでも、上司から見ると、その疑問の裏にあるのは商品に対する不満なのではない考えるものなのです。
商品に対する不満を部下から訴えられたらどう思うでしょうか。
それなりの規模のある会社では、直属の上司のそのまた上にも、上司がいて、その上に会社の管理部門が鎮座しているものです。
部下から不満を嗅ぎ取った上司は、部下に対しての評価をそのまま上層部に伝える可能性があるのです。
それによって、部下は会社の中でいい評価を得られない人物として浮いた存在になるでしょう。
ここに、近年になって、日本の会社が中国や韓国の企業に業績を追い抜かれている理由があります。
海外の企業では、何よりも会社に対する忠誠が重要視されているため、不満をあらわにすることによって居場所がなくなるといったことも起こりえます。
そのため、会社の意向をどれほど正確にくみ取って、結果として残していくかということが大切になってくるのです。
日本企業の中では、不満を持ってもそれを仕方ないとする風潮が存在することから、世界的な企業競争についていけなくなっているということができます。
会社で確たる居場所を確保するためには、不満を表に出さない、いわれたことを素直に実行に移すことが大切なのです。”

素直に従う気持ちが肝心

上司=一番大切なお客様

上司=一番大切なお客様


上司をあなたの大切なお客様だと考えたら、不満を持つこともないでしょうし、過度な期待をして裏切られたように感じることもないのではないでしょうか。
言動に不満を持つことを止めろと言われても、なかなか難しいのが現実です。
しかし、だれでも、自分に利益をもたらしてくれるお客様に対して、不満をあらわにすることはないかと思います。
そこで、頭の中で、お客様だと思い込むことを提案します。
部下に評価を下し、勤務評定を下し、出世の道を示してくれるのは上司なのです。
どんなに理不尽だと思える行動にも、お客様だと思い込むことによって、乗り越えていきましょう。

過度な期待をしない

何でもかんでも疑問を解決してもらおうと考えるから、その期待が思う通りにならなかったときにひどくストレスを感じることとなるのです。
お客様から仕事を教わろう、と考えている人はいるでしょうか。
いや、いないと思います。
それと同様に上司からも仕事を教えてもらえると期待しないことが、不満を持つことを抑えることになります。
現代ではインターネットを使ってたいていの情報が手に入るので、上司から適切な仕事のやり方やアドバイスをもらえなかったからと言って、自分の仕事ができない理由にはなりません。
わからないことがあれば、人に聞くだけではなく、インターネットで調べることもできますし、会社のマニュアルを引くこともできるでしょう。
このように頼り切ることなく、自分で問題を解決する癖をつけておくことが自分を成長させてくれます。

上司に過度な期待をしていませんか?

上司から評価されていないから嫌

“上司から評価されていないから嫌

上司が正当な評価を自分にしてくれないから、身が入らないし、上司が嫌で仕方がないという状況がみられます。
自分には本当に能力があるのに、適材適所の人選をしてくれないということの不満はどうすればいいのでしょう。
確かに、目が行き届かないせいで、適性が向いていない場所に追いやってしまうことがあるかもしれません。
しかし、指示に従い、与えられた仕事を一生懸命にすることは社会人として、部下として当然のことです。
当たり前のことをしないのに、自分がやる気を出さないことを人のせいにすることはないでしょうか。
仕事に身が入らない部下は嫌々仕事をする態度を崩さない、それを見た上司は部下をやる気のない人だと判断するようになる、すると冷遇されたと感じた部下はもっと態度を硬化させ、やる気をなくしていく、という悪循環が起こってしまいます。
与えられた仕事を一生懸命にする姿勢を見た上司が適性を見直して、ほかの仕事を任せてみよう、と思うかもしれません。
部下が見下すような態度を改め、真摯に取り組む姿勢を見せることで、仕事をしやすい環境におのずと変わるということもあるかもしれません。
正当な評価がされていないことに不満を思うことを繰り返すだけでは、いつまでたっても楽しくなることもありませんし、やりがいを感じることもないでしょう。
すべては、部下である立場の者がどのように仕事をするかによって、上司の評価も変わるのだということを心しなければいけません。”

上司の評価はあなた次第

仕事が面白くないから嫌

仕事が面白くないから嫌

仕事が面白くないから嫌


嫌々仕事をしていることが、上司や仕事に不満を抱くことの原因になっていることがあります。
そもそも、仕事が面白いと感じる瞬間はどのようなものでしょうか。
それはやはり、業績が上向きになっている瞬間なのではないでしょうか。
うまくいっている瞬間には面白さも感じるけれども、毎日がうまくいくことばかりとは限りません。
面白さを求めるばかりではなく、今やっている仕事が5年後10年後にどのような結果をもたらすのか、大きな視野で物事を見る視点が必要です。
そのために面白いか、そうでないかを不平不満に向けるのは間違っています。
与えられたことを一生懸命にすることこそが、その仕事を続ける原動力になるのです。

やりがいを感じないから嫌

やりがいを感じることができないことを上司のせいにする人がいます。
やりがいを感じられるような華やかな仕事を任せてくれない上司が悪いのだ、自分には本当にふさわしいものがあり、それならやりがいも見つけられるのに、と考えることは間違いです。
どんな仕事でも、その会社に必要だから、存在しているのです。
もしかしたら、上司はその仕事が会社になくてはならないことを部下に伝えるために、それを任せたのかもしれません。
そんなことを考えることもしないで、ストレスばかり持って、一生懸命に取り組むこともしないなんて、いつまでたってもやりがいを得ることなどできはしません。
与えられた仕事に一生懸命に取り組むことこそが、自分でやりがいを感じることができる唯一の方法なのです。

仕事に不満ばかりではありませんか?

上司と全くそりが合わないから嫌

上司と全くそりが合わないから


上司はお客様のようなもので、良好な関係を築いているかが、自分への評価に直接かかわっているのです。
だから、本来、上司との人間関係に不満を持つということは間違っているのです。
そうはいっても、人間としてどうしても尊敬ができない、できることなら関わりたくないと思う相手がいることが仕方がないことかもしれません。
例えば、コミュニケーションの一部と思っているのか、やたらに「恋人はいるの?」などプライベートに入り込んできたり。
会社の商品に対する不満を部下にとうとうと語ったり。
給料をたくさんもらっていることを普段から自慢しながら、飲み会の会計は1円単位まで割り勘にしようとする、など。
しかし、そんな上司でも、自分への評価を決定している存在だと考えたならば、嫌われることのないように対応を考えることが必要ではないでしょうか。
嫌な上司も、お客様と思えばいいのです。
お客様の中にいくら不満を抱くことがあっても、商品を購入してくれる存在なのですから、ぞんざいに扱わないことでしょう。
上司とそりが合わないことを理由に、態度をかたくなにしていると、自分に対する評価を下げている一方なのです。

成長している感じが全くしないから

自分がしている仕事が自己成長につながっていないと感じると、とたんに上司や仕事に不満を抱く人がいます。
どんな仕事をしていたとしても、多くの人は仕事に関して何らかの自己成長を果たしたいという希望を持っているかもしれません。
しかし、特に仕事を始めて間もないころには、会社の業績にかかわるような大きくて華やかな仕事などが回ってくることはまずありません。
自分の成長を実感できることなどあまりないと思ったほうがいいかもしれません。
そもそも成長は長い目で振り返ってみたときに、はじめて実感することができるものだと考えたほうがよいでしょう。
短い間に仕事をしただけで、成長が得られないと感じ、そのことに不満を抱くことは間違いなのです。”

良好な人間関係を築きましょう

不平不満が嫌な上司をつくる

“「嫌な上司」を作る部下にはわけがある

部下が上司と付き合っていく中で、「嫌だな」と思うのには何らかの理由があると思われます。
付き合うのが次第にストレスににしか感じられなくなるのには、理由があるのです。

希望が通らなかったことに対する不満

自分の希望が通らなかったときに、その不満をいつまでも抱き続けていると、そこで働いている上司や同僚に対して、嫌な感情を持ってしまうものです。
本当は違う会社を希望していたのに、この会社に入社せざるを得なかったから。
本当なら自分の能力が一番に生かせるのは、第一志望のあの部署だったのに。
いつまでも自分のことを正しく客観的にみられないものだから、配属先で自分の仕事に満足して働くことができないのです。
一方で、自分の能力を過信しながら、ほかの仕事仲間に優越感を抱きながらも、他方では、自分の居場所は本来の居場所とはかけ離れた場所にあるのだと不満でいっぱいです。
そんな不満ばかりの部下が、上司のことを嫌だと思うのも当然です。
本来は嫌だと思う言動をとっていない上司を、嫌だと思うこともあり得るということです。
希望していた会社につけなかったのも、希望していた部署に配属にならなかったのも、自分の力不足のせいです。
なのに、見当違いの考えから上司を見下しているのです。
もちろん、華やかな部署で働いている社員を前面に出して、採用戦略を練った会社側の責任もあるでしょう。
しかし、会社を支えているのが、比較的地味で、華やかさとは程遠い仕事だということを考えたら、どんな仕事にも意味を見出して、愚鈍なほどに頑張ることができているでしょうか。
仕事に対する態度を改めることで、上司への不満も、嫌々ながらする仕事に対するストレスも大きく変わることでしょう。”

仕事場の雰囲気を作るのはあなた

部下の手柄を横取りする上司

部下の手柄を横取りする


部下がせっかく一生懸命に結果を出したのに、それをいかにも自分の指導が行き届いたおかげだと吹聴する嫌な上司はいませんか。
例えば、仕事のアドバイスをろくにもらえないまま、一生懸命さと熱意を頼りに新規顧客を取り付けたのに成功したとしましょう。
ほっとした様子で、新規顧客を取りに至った状況を報告したときに、嫌な上司とそうでない上司が分かれます。
いい上司は、新規顧客獲得に至った経緯をたたえて、これからのアフターフォローを部下に一任してくれます。
しかし、嫌な上司は、報告を聞きながらも、どうにか部下の手柄の一部に自分が加担できないかを考えます。
そうして、部下が新規に顧客になってくあさったお客様のところのあいさつに行った時を見計らって「自分も同行する」や「こうした性向があったのも自分のアドバイスが適切だったからだ」と言い出すのです。
もちろん、はじめて会ったはずのお客様に対してもそうした「立役者」的な態度を崩さないのですから、お客様からは不信感を抱かれることは間違いありません。
お客様から上司の不信感を話されたなら、それは立派なストレスとなって部下を襲うでしょう。

「ああいう風になりたい」と思わせない

一緒に働く仲間に気遣いもできない、仕事の進捗状況を管理しない、成績の良しあしで手のひらを返したように対応が違う、仕事に早くなれるようなアドバイスも何もない、そんな上司の下で働く部下が尊敬するとは思えませんよね。
部下は上司を尊敬しながら「こういう上司のようになりたい」と思いたいと漠然と思っているものです。
その理由は、あこがれの上司の下で働くことが手近な目標を持つことになるからです。
いい上司を手本として進んでいくことで、自分が自然に成長していると自覚ができるからです。
反対に嫌な上司と付き合わざるを得ないようなことになれば、日々ストレスをためていく一方でしょう。

目標にする上司に出会いたい

気遣いがない上司

気遣いがない上司

“夜、飲みに誘う癖に割り勘
嫌な上司は、自分のストレス発散のためだけに飲みに誘います。
だから、当然のように会計は別々にしはろうとします。
部下は上司が「飲みに行こう」と誘ってきたとしたら、どんなに都合が悪かろうと断れません。
上司も、そのまた上司の対応に振り回されているのかもしれませんし、うっぷんがたまっているのかもしれません。
しかし、部下はどのように思うでしょうか。
「ただ単に不満のはけ口として部下を利用している、嫌な上司」と判断することは否定できないことだと思います。
上司のほうは、日ごろの不満が発散されてすっきりしていますから、部下を飲みに誘うこともコミュニケーションの一部と思っているかもしれません。
同じ飲みに行くことであれば、仕事に関してのアドバイスであったり、年長者としての体験談であったりしてほしいものなのですが。
延々と愚痴を聞かされた挙句に、会計は自分で払わなくてはならないのですから、ストレスが溜まる一方ですよね。
ある意味で、パワハラといってもいいかもしれません。

異性にモテない

異性にかかわらず、一緒に働く人への気遣いができない人は部下に嫌がられます。
ちょっとしたコピーをとるだとか、資料を整理するだとかの仕事を女性がしたときに「ありがとう」「お疲れ様」の一言がないの嫌がられます。
その間に挟まれることとなった部下はいい迷惑です。
命令されたことを女性に任せたいと思っても、その上司からの仕事だとわかったら引き受けてもらえないかもしれません。
女性に尊敬される上司は、仕事の進み具合を把握しつつ、気遣いが感じられる応対をします。
セクハラまがいのことや、就業間際に残業を押し付けようとするなんてもってのほかです。
しかし、それをコミュニケーションの一部として平気で女性の部下に擦り付けようとする上司も存在するのです。
異性にかかわらずに、相手の都合を無視したような言動を平気でとるような人は、あなたの周りにいないでしょうか。”

異性の部下にもてる上司とは?