嫌な上司ってストレスになりますよね。そんな嫌な上司との付き合い方を改める方法から、考え方が変わったことによる自己成長が待っているのです。

Monthly Archives: April 2014

成績が上がらないと見捨てる上司

成績が上がらないと見捨てる上司

業績が上がらなくなったら、すかさずそれを部下のせいにする上司は嫌ですね。
例えば、服飾の販売員の場合、一日お客様があまり来なくて、来たとしても販売員が声をかけるとおびえるように去っていくばかり、そんな状況を思い浮かべて下さい。
この時、それを部下のせいばかりと責任を擦り付けるばかりではいかがなものでしょうか。
店舗が、上司と部下のふたりで回している状況であったら、売り上げ目標を達成できないのが、何も部下ばかりのせいだとは言えないのではないでしょうか。
どんな仕事についてでもでしょうが、仕事の裁量を怒るばかりではなく、どうしたらもっと売り上げが上がるか、どうしたらもっとお客様にお買い上げいただけるか、といった点を話し合ったり、アドバイスをしたりすることが上司に求められるのではないでしょうか。

怒るばかりで愛情を感じない
そんな売り上げが伸び悩んでいるときに、部下がミスを犯してしまったとしたらどうでしょうか。
ミスをしたくてするような人はいません。
しかし、嫌な上司は「こんなあるい状況の時に追い打ちをかけなくても」と声高に攻めます。
部下はミスを反省し、落ち込んでいることでしょう。
同じ状況下で、上司が声高に攻めるだけではなく、今後同じミスをしないためには、ミスを挽回するにはどのように改善したらいいか、など建設的な話をしながら叱ってくれたらいかがでしょうか。
責められてばかりだと、ストレスを感じるばかりではなく、叱る言葉の中に愛情を感じることができるのではないでしょうか。
そして、これからも良好な関係が築けることに安心するのではないでしょうか。
問題が発生した時にこそ、上司と部下の付き合い方が重要になるのです。

良好な関係にしたいものです。

部下をないがしろにする上司

部下をないがしろにする上司

部下がミスをしたときに知らんぷりをしたり、指示を出しておきながら、内容を覚えていない上司がいたら嫌だと思いませんか。
これでは、部下が自分のことがないがしろにされていると考えることも仕方がないように思われます。
部下がしたすべての失敗を上司が被らなければいけないというわけではありません。
例えば、取引先に誤解を与える言動を部下がとってしまい、そのことで、取引に重大なミスが生じたとしましょう。
その時に、取引先の相手に謝るのに上司が同行してくれるなり、アドバイスをしてくれるなら、理想的だといえるでしょう。
部下は本当に感謝することでしょう。
反対に、「ミスをしたのは君に責任があることなのだから、私は何も知らない」というスタンスでいられたら、どう思うでしょうか。
嫌な上司だということはもちろん、日々失敗することを恐れることで、ストレスを抱えることになるかもしれません。
例えば、仕事の確認を上司にとったとします。
ここで、上司から「それで大丈夫だ」という言葉をもらって意気揚々と仕事に取り掛かる。
しかし、ここであらかた仕事が終わった状況を報告したところ、「それじゃあだめ、やり直して」と言われたとしたらどうでしょう。
部下は嫌な上司だと思うことはもちろん、信頼することができず、ストレスをためることにもなりかねません。

部下をないがしろにする上司にうんざり?

「してくれない」上司

嫌な上司いろいろ

嫌な上司にも様々なタイプがいます。
一番に嫌がられるタイプが「仕事を教えてくれない」「仕事を任せてくれない」タイプではないでしょうか。
このタイプの上司は往々にして、自身が若いころにきちんと仕事をしたという自負を強く持っているといっていいでしょう。
自身が若くても経験がない状況でも、求められる結果を出していたことが自慢です。
自分の若いころと同じ状況にもかかわらず、思う通りの結果を出さない部下への不満が根底にあるのです。
「自分が若いころはもっと仕事ができていたのになあ」「こんなミスをしたことはなかった」「自分がしてしまえばミスは起こらないのに」というわけです。
そんな上司の下で働く部下にすれば、この会社で成長したい、ステップアップがしたいとのことなので、不満が噴出するのも仕方のなことなのかもしれません。
上司には仕事のやり方を親身になって教えてもらって、時には部下の失敗もしょうがないこととして見守ってくれるといいなあ、なんて思うものです。
その理想と、現実の姿にギャップがあることが次第にやる気や素直さといったものを奪ってくのです。
不満が噴出するということは、次第にその上司の下で働くことがストレスの源になっていることが多いのです。
ストレスの源がどんどん自分の中で膨らんでいくと、このストレスを解消するためには、上司にどうにかして変わってもらいたい、しいては、働く環境をガラッと変えたいのだと考えるのも理解ができます。

ミスをしていまっても抱え込まざるを得ない

マネージャー能力がない

マネージャー能力がない

上司は本来、部下の仕事をマネージメントする役割を果たすべきだといわれていました。

会社の組織は1艘の船だとたとえらます。
その船を動かす船員が平社員だとすると、船頭であり、船の行き先やどういった漕ぎ方をすればいいのか、ということを支持するのが上司だといえます。
この時、上司が指示をすることなく、平社員と同じく、船をこぐことに集中して、行き先をきちんと指示しなかったならば、船全体が路頭に迷うことになるのです。

現代日本には、このプレイングマネージャーが多いといわれています。
プレイングマネージャーとは、野球でいうところの選手権兼代表監督です。
平社員のするべき仕事を一緒にしながら、部下のスピードをあわあれる
上司には仕事の進捗状況を管理しながら、全体を見通す能力が求められているのです。
部下一人一人の状況を見ながら、チーム全体が何を目指したらいいのか時折指示を出すことが求められているのです。
会社の中でも、人件費を節減するために、上司にも管理することだけではなくて、通常の仕事を行うことを求めている会社があることは事実です。
そのため、上司には部下の管理に十分に時間をかける身体的精神的な余裕がなくなっていることもいえるかもしれません。
そうはいっても、部下が指示を仰ごうとしたときに、投げやりな対応をされれば、部下がその上司のことを嫌だ、ストレスが溜まる、と考えることは当然だといえます。
何度か指示してもらえなかったり、投げやりな対応をされたりすることで、部下は今後その上司に指示を仰ぐことをしなくなるかもしれません。
マネージメントをきちんとしてくれたらいいなと思ったことも、あるのではないでしょうか。

指示がないことに不満がありませんか?

嫌な上司の下だからこそ

嫌な上司の下だからこそ

嫌な上司の下だからこそ、部下は伸びることができるといえるのではないでしょうか。
例えば、大手の会社の、研修がしっかりしていて、満足できる状況であるならば、もうそこから、一生懸命になる余地はないでしょう。
しかし、上司が嫌な人で、しかも教えてくれることが極端に少ないと、自分でどうにかしなくてはいけませんから、自分から手を伸ばしたことがそのまま力になるのです。
同時に入社した社会人1年目の誰かがうらやましいと思うかもしれませんが、現代は、どんなに好調な会社であろうと、業績が振るわないことで、倒産してしまうかもしれない可能性が付きまとうのです。
だから、入社したからには、どんなに今の仕事に不満を抱いたからと言って、すぐにやめてしまうのはもったいないことです。
上司に頼り切る状態から抜け出すことによって、自分を成長させることができるのです。
その意味では、上司に恵まれないことが、自分を育てる、ターニングポイントなのです。
上司は親ではないことを本当には理解していない人が多いのが現状ではないでしょうか。
「上司がこちらの理想通りではない」と責任転嫁している部分はないでしょうか。
頼り切るのではなく、上司にとって使える人間になるのです。
嫌な上司との付き合い方を改めることが、自分を成長させる転機になるのです。
いやいや付き合うことがストレスになっているのならば、会社を辞めることを考えるのではなくて、自分に関して考えることが大切です。
付き合うことを止めるのではなく、変わることで評価を上げたり、下げたりすることができるのです。
上司が何を求めているのかを考え続けることで、上司との関係性は変わっていきます。

嫌々ながらになっていませんか?

反面教師に学ぶ

反面教師に学ぶ

あなたが「こんな上司は嫌だ」だ、と思う上司から成長しましょう。
付き合うことで、裏を返せば学ぶところがたくさんあるものなのです。
言動を「自分はしない」と思うこともできるでしょう。
嫌な上司だと判断する根拠は何なのか、と自分自身で考えることで、今の自分には何が足りていないのか、自分の力不足を他人のせいにしていないか、などわかってくることもあるのではないでしょうか。
大学を卒業して、せっかく理想を抱いて入社したのに、能力がないことを、上司が馬鹿だからと、人のせいにしていないでしょうか。
理想的な上司に巡り合わない場合にも地道な仕事を一生懸命に上司に頼ることなく続けていたことで、成長することができたのだと評する人がいます。
部下が上司に期待することを止めたときが自分を成長させるターニングポイントなのです。
実際に、成功しているほど若いときに上司に恵まれていないことが言えます。
上司が部下のことを気にかけてくれて、確かな信頼関係が築けて、仕事を手とり足とり教えてくれて、部下の成長を支えてくれる存在であるならば、それは理想の上司で、理想の付き合い方だということができるでしょう。
しかし、本当にそんなことが自分の成長を促してくれるものか、考えてみてください。
手とり足とり仕事を教えてくれなかったから、新人は自分の力で何とか仕事をできるようになろうと思えたというのです。
会社にビジネスマナーやお客様対応のノウハウを教わらなかったからこそ、自分の力で、調べてものにしていこうと考える癖がついたのです。
新人のうちは、会社の中の比較的地味な仕事を命じられることも多いでしょう。
華やかな仕事を夢見ていたのに、比較的地味な仕事をやらされることに不満を抱いているかもしれません。
上司のいいところも悪いところも、どちらからも学ぶことができます。
ストレスをためるばかりではいけないのです。
あなたの意識を変えることが唯一できることなのです。

ストレスを受けてはいませんか。

自分のこだわりにすがる

顧客よりも自分のやりたいことにこだわる

とにかく自分のやり方に強いこだわりを持つことが多いと考えられてるようです。
たとえ上司に「君のやり方では成功しない」といわれたとしても、「そんなことはない」と反論するというのです。
自分のやり方が本当にあってるのか、と不安にも思いつつも、少しでも成功した経験のあるやり方にすがりたいと思うのは、誰しもに共通した認識なのではないでしょうか。

「ゆとり教育」といわれる教育要領では、一番に子供の個性を伸ばすことが基本にありました。
それ自体は間違っていないと思いますが、環境に柔軟に対応し、基本的な礼儀や定形を身に着けたうえで、にじみ出てくるものが個性であり、広い選択肢を得ることができるのです。
その認識を誤って持っている若者が、会社で融通が利かないと注意を受けることになるのです。
顧客がいるからこそ、会社に利益が出て、給料がもらえているのだという仕事の基本構造が理解できていないことが問題です。
しいては、顧客がいるからこその今の生活だと考えなくてはいけません。
それが理解できていないからこそ、顧客相手に自分の主張を押し付けるような言動に出ることもあるのだといわれています。
中には、顧客相手に自分の営業成績を上げるために、頼み込んで泣き落としで契約を取り付ける社員もいるといいます。
本来は、お客様の話を聞いた中で、要望を反映した最適な方法を提案することが営業マンにとって大切な姿勢ですが、そこを見誤っている社員もいるようです。

こだわり

ゆとり部下の特徴と、彼らとの付き合い方

“1987年生まれを中心にした、20代前半の若者で、教育要領「ゆとり教育」で育った世代を総称して「ゆとり世代」といいます。
ゆとりの若者たちは年長者にどのようにみられているのでしょうか。
また、どのような対処をしていったらいいのでしょうか。
あくまでも特徴であって、すべての20代前半の部下がこのような傾向を持っているとは思わないように注意してください。

上司とのお酒をきっぱり断る

これは、上司とのコミュニケーションを重要視していない、会社とプライベートをはっきり分けて考える傾向があるのかもしれません。。
もしかしたら、違う世代の人たちとどのような接し方をしたらいいのか悩んだ末の行動かもしれません。
ゆとり世代の特徴として、核家族で育ち、異年齢の友人と過ごす経験が極端に少ないということが挙げられます。
そのため、世代が異なる年長者とどのようにコミュニケーションを図ったらいいのか、不安を覚える若者も多いといいます。
その苦手意識が先に立って、上司とのコミュニケーションよりも、気楽なプライベートの時間を優先しがちということでしょう。
会社とプライベートをはっきりと区別する傾向があることには、ゆとり世代の若者が育ってきた環境に原因があるのかもしれません。
現在20代前半の若者の親の世代を見てみると、会社時代に「猛烈サラリーマン」として働いてきた経緯があります。
もしかしたら、その子供たちは、朝早くから満員電車で通勤をし、日付が変わるまで疲れ果てるまで仕事をし、休日も接待だゴルフだと、会社とプライベートの境があいまいなまま燃え尽きたまま定年を迎えた親を見ていたのかもしれません。
自分は親とは違い、ワークライフバランスがちゃんとした生活を送りたいと願った結果なのかも入れません。

「飲みニュケーション」という造語ができるぐらいに、飲み会の場を大切なコミュニケーションの場として考えている上司は多く、会社で話せないプライベートな話を忌憚なく話したいというのです。
お酒に誘ってきっぱりと断られた経験を持つ上司の中には、部下とのコミュニケーションをとるための一番の方法が通じず、想像以上のショックを受ける人も少なくないといいます。
対処法としては、飲み会が必要だということを部下に理解させることが必要ではないでしょうか。
仕事場以外の場所で、上司は部下のことをもっと知りたいのだということを知らせてみるのもいいのではないでしょうか。
自分に興味を持ってくれる相手を無下に断る気がないのは、誰しも共通しているでしょう。