自信満々だけれども実践に弱い
知識に中身がともなわないのが、ゆとり世代の部下に特徴的だといわれています。
上司から仕事の段取りを教わると、自信満々に「理解できました」といいながらも、いざその知識を生かして行動に移す段になると、「できません」と訴えてくるのです。
仕事を指示した上司からすると、今後も新しい仕事を指示しにくいと感じられてしまうかもしれません。
しかし、そんな彼らにも言い分はあります。
仕事の段取りを聞いた時点では、本当に言われていることを理解することができているのです。
ただ、理解を実践する段階になると、本当に自分の理解が正しいのかということに不安を覚えるのかもしれません。
「理解できました」と自信満々に言った手前、すぐに「やっぱりもう一度教えてください」とは言い出しにくいと感じてしまうのかもしれません。
自信満々に見えていたけれども、本当は自分の理解力や作業スピードに自信がないのを、どうにか上司や先輩に看過されないように虚勢を張っていただけかもしれません。
対処法としては、本当に理解ができているかを顔色を見ながら確認していくのがいいでしょう。
そして、もう一つ、ゆとり世代の特徴として、指示をメモに書き取らないということが挙げられています。
指示を確実に自分だけで実行できるようになるためには、教わったことを書き留めて、わからなくなったときに教科書のように使うということが必要です。
この対処法としては、繰り返しメモを取ることの重要性について言い聞かせることが有効なのではないでしょうか。
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