言われたことしかできない、しない
いわゆる「指示待ち人間」の典型です。
あらゆる物事に対して、受け身の姿勢だということが特徴として考えられます。
指示されたことをきちんとすることはできるのですが、指示されている以上のことを求められているとは考えていないので、指示待ち人間だといわれるのです。
例えば、上司から指示された書類整理の仕事に取り組んでいたとします。
そこで、オフィスの電話が鳴りましたが、電話を取ることは指示に入っていなかったために、書類整理の仕事を優先して、電話対応はほかの人がやってくれるだろうというスタンスでいました。
上司からすれば、電話応対は、上司がわざわざするべきではない仕事の部類に入り、部下が進んでするべき仕事だと考えます。
しかし、指示にはない仕事が発生することを考えていない部下は、当然のように電話を放置するでしょう。
対処としては、部下が、指示されることだけが仕事のすべてではないことを理解する必要があるでしょう。
会社にはざまざまな仕事が山積みになっています。
新人に指示するのは、その本の一部でしかないことを理解させることが必要です。
そうすれば、おのずと指示されたこと以外の仕事にも興味を持つことになり、次第に指示された作業を終えた時点で、上司に次は何をするべきか尋ねることになるでしょう。
逆にいうと、上司が、具体的な行動やプロセスを事細かに指示すれば、ロボットのようにその通りに動くので、マニュアルに沿った仕事を言いつけるときには希望通りの成果を上げてくれるかもしれません。