“1987年生まれを中心にした、20代前半の若者で、教育要領「ゆとり教育」で育った世代を総称して「ゆとり世代」といいます。
ゆとりの若者たちは年長者にどのようにみられているのでしょうか。
また、どのような対処をしていったらいいのでしょうか。
あくまでも特徴であって、すべての20代前半の部下がこのような傾向を持っているとは思わないように注意してください。
上司とのお酒をきっぱり断る
これは、上司とのコミュニケーションを重要視していない、会社とプライベートをはっきり分けて考える傾向があるのかもしれません。。
もしかしたら、違う世代の人たちとどのような接し方をしたらいいのか悩んだ末の行動かもしれません。
ゆとり世代の特徴として、核家族で育ち、異年齢の友人と過ごす経験が極端に少ないということが挙げられます。
そのため、世代が異なる年長者とどのようにコミュニケーションを図ったらいいのか、不安を覚える若者も多いといいます。
その苦手意識が先に立って、上司とのコミュニケーションよりも、気楽なプライベートの時間を優先しがちということでしょう。
会社とプライベートをはっきりと区別する傾向があることには、ゆとり世代の若者が育ってきた環境に原因があるのかもしれません。
現在20代前半の若者の親の世代を見てみると、会社時代に「猛烈サラリーマン」として働いてきた経緯があります。
もしかしたら、その子供たちは、朝早くから満員電車で通勤をし、日付が変わるまで疲れ果てるまで仕事をし、休日も接待だゴルフだと、会社とプライベートの境があいまいなまま燃え尽きたまま定年を迎えた親を見ていたのかもしれません。
自分は親とは違い、ワークライフバランスがちゃんとした生活を送りたいと願った結果なのかも入れません。
「飲みニュケーション」という造語ができるぐらいに、飲み会の場を大切なコミュニケーションの場として考えている上司は多く、会社で話せないプライベートな話を忌憚なく話したいというのです。
お酒に誘ってきっぱりと断られた経験を持つ上司の中には、部下とのコミュニケーションをとるための一番の方法が通じず、想像以上のショックを受ける人も少なくないといいます。
対処法としては、飲み会が必要だということを部下に理解させることが必要ではないでしょうか。
仕事場以外の場所で、上司は部下のことをもっと知りたいのだということを知らせてみるのもいいのではないでしょうか。
自分に興味を持ってくれる相手を無下に断る気がないのは、誰しも共通しているでしょう。
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