嫌な上司の下だからこそ
嫌な上司の下だからこそ、部下は伸びることができるといえるのではないでしょうか。
例えば、大手の会社の、研修がしっかりしていて、満足できる状況であるならば、もうそこから、一生懸命になる余地はないでしょう。
しかし、上司が嫌な人で、しかも教えてくれることが極端に少ないと、自分でどうにかしなくてはいけませんから、自分から手を伸ばしたことがそのまま力になるのです。
同時に入社した社会人1年目の誰かがうらやましいと思うかもしれませんが、現代は、どんなに好調な会社であろうと、業績が振るわないことで、倒産してしまうかもしれない可能性が付きまとうのです。
だから、入社したからには、どんなに今の仕事に不満を抱いたからと言って、すぐにやめてしまうのはもったいないことです。
上司に頼り切る状態から抜け出すことによって、自分を成長させることができるのです。
その意味では、上司に恵まれないことが、自分を育てる、ターニングポイントなのです。
上司は親ではないことを本当には理解していない人が多いのが現状ではないでしょうか。
「上司がこちらの理想通りではない」と責任転嫁している部分はないでしょうか。
頼り切るのではなく、上司にとって使える人間になるのです。
嫌な上司との付き合い方を改めることが、自分を成長させる転機になるのです。
いやいや付き合うことがストレスになっているのならば、会社を辞めることを考えるのではなくて、自分に関して考えることが大切です。
付き合うことを止めるのではなく、変わることで評価を上げたり、下げたりすることができるのです。
上司が何を求めているのかを考え続けることで、上司との関係性は変わっていきます。