実績を出すまでは意見を控える
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会社の中で意見が取り上げられるまでは、長い年月と実績が必要です。
といっても、最近の会社の中では、従来の常識にとらわれた会社を一新しようと、新人社員の意見を積極的に取り入れて、全く新しい事業やシステムを構築しようという会社もあります。
しかし、たいていの会社が勤務年数と実績に応じて発言権を決めていることは事実です。
例えば、入社2年目の、まだ基本的な業務の経験しか積んでいないような者が斬新なアイディアを披露したとします。
似たようなアイディアを課長や部長クラスの社員がしたのでは、同じアイディアでもそれが持つ信頼感や信憑性は大きく異なります。
いくら新人が素晴らしい考えを持ったとしても、それは実績に裏打ちされたものではなく、経験が圧倒的に不足するものだと判断されるのです。
そのため、新しい考えが浮かんだとしても、それを会派の先輩に相談するのも一つの手です。
会社で実績を積まないうちには、地味と思われる作業にも一生懸命に取り組んで、実績を積むことが大切です。
そうすれば、実績で裏打ちされたアイディアが採用されることもあるでしょう。
上司=大切なお客様 その2
嫌いな上司とどうやったら良好な関係を築くことができるかということに頭を悩ませる機会があるかもしれません。
会社が人の集まりである以上、価値観や文化の違う人とのかかわりを避けて通ることは不可能です。
しかし、どうしても自分とは相性が悪い相手とも付き合わざるを得ない場合には、一気に距離を詰めることなく、「上司=大切なお客様」という思い込みをすることはいかがでしょうか。
気が合わない上司でも、自分に対する評価を左右する存在には違いありませんし、お互いに嫌悪感を抱いているような関係では、一緒に協力して一つの仕事を進めていくことが困難です。
苦手だな、嫌いだなと思う上司でも「=大切なお客様」と考えることによって多少のことは我慢ができるようになるものです。”