嫌な上司ってストレスになりますよね。そんな嫌な上司との付き合い方を改める方法から、考え方が変わったことによる自己成長が待っているのです。

効果的な本の読み方

調べたいことがあったら、その関連書をすべて読む

関連書を全部買い、全部読んだら、その分野のエキスパートになることができるでしょう。
例えば、会社の仕事で半導体という言葉に疑問を持ったとしましょう。
大きな書店に行って、半導体という語を探したら、100冊程度になるかもしれません。
その中から、自分の職務に必要な知識が書いてあるものを探すと、その数は3冊から5冊程度にかなり絞られることでしょう。
選ぶ方法がわからなければ、その本の中でも定番書といわれるものを選びましょう。
初心者向けの入門書だけでは、内容に偏りがあったり、十分な理解が得られない可能性があります。
入門書だけではなく、書店に並んでいる前後左右の本にも目を向けてみましょう。

並列ではなく、直列で読む

いろいろな本を同時並行的に読むことを並列して読むといい、反対に、1冊が読み終わってから次の本を読み始める、という読み方を直列で読むといいます。
読書家の中には同時に複数の本を読めという人もいますが、知識のベースができるまでは、1冊1冊を丁寧に読んでもいいのではないでしょうか。
並列して読むと、読んだ後の記憶が断片的になって、本当に読書を通して学ぶことが積み重ならないのではないかと思われるからです。
知識を得ることももちろんですが、読書をすると、著者の考え方や物事のとらえ方を学ぶことができます。
直列的に1冊をじっくり読み、同じテーマ、同じ著者の本を読み進めることによって、知識以上の力をつけることができます。

効果的な読書

学ぶ方法を自分で考える

平社員の間は、異業種交流会に行っても無駄

異業種交流会で、有意義なビジネスの話をするには、相手と同じ立場で話すことができなければ、意味がありません。
たくさんの人と出会って、名刺を交換することで、自分が急に成長したかのような気分を味わうことができるでしょうが、一体だれが平社員のあなたとビジネスの話を真剣にするでしょうか。
同じ立場で、会社でもそれなりの地位を築いていないと、なかなか等しく利益を得る関係は築きにくいものです。
平社員の間は、突然の成長を求めるのではなく、地道に着々と実績を積み重ねていくことが必要ではないでしょうか。
すると、自然に講師として異業種交流会に呼ばれたりするものです。

変に群れるくらいなら、一人で本を読むほうがいい

会社でわからないことを頼りにならない上司に尋ねるくらいなら、本を読んで、自力で知識を得る方法をとりましょう。
本の著者は、大体がその分野のプロフェッショナルです。
だから、本を1冊読むことで、簡単に専門的な知識を得ることができるのです。
それを2時間足らずで自分のものにできるのですから、ぜひ読書の習慣をつけるべきです。
一人で過ごす時間に不安を抱くこともあるかもしれませんが、毎日出歩くことが成長につながるとは限りません。
むしろ、むやみに人と出かける時間を読書に充てることによって、自己啓発を行うことができるのです。
自分を磨き、自分を高めるために、夜の時間をどう使うかどうかで、その後の成長が左右されます。
夜の寂しさに負けて、仲間と行動するよりも、一人で黙々と本を読んで自分を高めるための行動をしてみてはいかがでしょう。

異業種交流会

食事の時間も有効活用

飲み会は、原則週2回

夜の時間も大切に使いましょう。
若いころは、毎晩のように出歩くことが多いのですが、健康とお金のことを考えたら、週2回が妥当でしょう。
若いころは「寂しさ」を紛らわすために、飲みに行くことが頻繁ということもあるでしょう。
しかし、一人の時間が寂しいからと言って、飲み会に逃げるのは、いかがなものでしょう。
付き合いは良くても、自分を成長させるために夜を有効に活用できていません。
例えば、週2回の会食の曜日を火曜日と金曜日に決めるのです。
こうして、決めておくことで、お客様や同僚との会食の予定を決めることが簡単です。
またそれ以外の時間に自分の予定を立てることができます。
突発的に「今夜あいてる?」と聞かれることもあるでしょうが、そんなときは自分だけの予定を軽視しがちです。
しかし、ここで予定を守ることができるかどうかで、将来の成長が大きく左右します。

ランチのこそが、職場のコミュニケーションにとって大切であるという人もいます。
しかし、わずか1時間の昼休みに、あわただしく食事をしながら人と会っても、親しくなれるとも、理解できるとも思えません。
それならば、仕事の終わった後にゆっくりと時間をとって、リラックスしたほうが効果的でしょう。
昼食をとった後、余った時間で何をするかをおおまかに決めておきます。
例えば、余った時間で、新聞を読み、仮眠をして、午後からの業務に備えます。

ランチミーティング

ルーティンに従う

いつも同じ時間に、決まったものを食べる

昼時の食事を何にするのかで、手間と時間を使うのを防ぎます。
仕事以外のことに頭を使わないためです。
例えば、12時になったら、会社近くの定食屋さんで490円の魚定食を食べる、と決めます。
そうすることによって、毎日何を食べるか迷う必要がなくなることはもちろん、魚を食べると決めておくことで、カロリーを取りすぎる心配がありません。
毎日同じだけのお金しか使わないことがわかっているので、お金の節約にもなります。
毎回同じ定食屋さんのものを頼むことによって、ボリュームたっぷりの食事を食べて、午後からの仕事に支障をきたすこともありません。

一日の使い方は、五円、午後、夜に分けて考えろ

大まかな一日の過ごし方を決めておくと、予定を立てるときに迷いません。
習慣化することで仕事の効率も上がります。
例えば、一日を午前、午後、夜に分けて使うのです。
ルーティンでやることをあらかじめ紙に書いて、書かれた時間に書かれたことをその通りにやるようにするのです。
午前中は、朝一で同じ情報サイトを見て、株価などをチェックしながら、メールの送信と午後の仕事の準備をする。
午後は、メールのチェックと商談、訪問。
夜は仕事が終わる前にメールの送信と、残業、会食、勉強。
仕事中は四六時中メールを操作している人もいますが、1日3回の決まった時間にチェックをすることで、仕事にメリハリがつきます。
嫌な上司の下で働いていると、上司の都合でスケジュールを乱されることもあるかもしれません。
しかし、大まかでも自分の基本スタイルを決めておくと、すぐにリズムを取り戻すことができるでしょう。

メールチェック

二重人格上司のまねはするな

部下や業者さんへの態度が横柄


相手によって態度を変える上司は、基本的に信用できない人だと思っていいでしょう。
上司のそのまた上司に対しては、平身低頭、ペコペコしているのに、部下に対してや現場の作業員に対しては急に横柄な態度を取り始めるのです。
部下の中でも特に女性に対しては、セクハラまがいの命令調で指示を出すこともあるのです。
自分よりもパワーバランスが上の人にはひたすらにへりくだって、自分のほうが社会的地位が高いと思える相手には見下した態度をとるということでしょう。
こういった上司は、なかなか部下からの信用が集まらないので、例えば、上司の進退がかかった絶体絶命の場面でも、部下のさりげないアシストなどは期待することができません。
反対に、普段から部下に対してさりげない気遣いができているような、信頼関係ができているような上司の場合だと、上司が万が一窮地に陥りそうだと思われる場面では、部下からのアシストに救われるということもあるかもしれません。

あなたも気を付けるべき

そうはいっても、無意識のうちに相手によって違った態度をとってしまうことがあるかもしれません。
目の前にいる人が自分に対して損を与えるような存在か、はたまた得をもたらしてくれる存在かで、相手を見る目が変わってしまうこともあるかもしれません。
しかし、そのようにみられた相手は、意外と自分に対して向けられる態度の違いに気が付くものなのです。
無意識にしても、自分の態度を振り返ってみて、表裏のある態度をとっていないかということを確認してみましょう。
そして、相手に信用に足る人物だとみてもらえるようにしたいものです。

力関係で態度を変えていませんか?

いい格好上司のまねはするな

雑用が多い


上司の仕事は、自分でしなくてもいいものを部下に回した後の、部下では処理しきれないものが基本です。
その点、上司がわざわざ自分の時間を割いてする必要はない仕事を抱えていることがあります。
これは、一見部下の負担を減らそうとしている部下思いだと思えるかもしれませんが、役割分担という点で間違った行動です。
上司はすべき仕事に専念して、部下にはサポートする仕事を行わせるというのが正しい仕事の在り方です。
上司は、周りのスタッフを生かすことを心がけましょう。
そのほうが、同じ時間帯の中で違う角度の仕事が進むことになり、効率が良くなります。
上司の立場になった時には、雑用に時間を割くことなく、本来の仕事に打ち込める環境を整えることに労力を使いましょう。

権限がないのに、自分で決めようとする

価格の値引き率、依頼された商品の納期など、一人の社員が独断で決めることはできない事項もあります。
しかし、上司の中には、決定をする権限がないにもかかわらず、顧客や取引先に安請負をしてしまう人がいます。
価格の値引き率を変えるためには、会社の上層部に掛け合ってそれ相応の時間と手間をかける必要があります。
商品の納期を変更するには、工場や仕入れ先に掛け合って依頼する必要があります。
顧客や取引先に約束した通りに、変更できたらいいのですが、もしもそうはならなかった場合には、相手先に謝罪する必要があることはもちろん、会社の信用を損なってしまうことにもなりかねません。
そんな時に、自分が安請負をした結果だというのに、できなかった責任を部下になすりつけようとする上司はたまりません。
そのような上司は、顧客に対してだけではなく、部下にも安易な口約束をしがちです。
出世の口利きや異動など、権限があるかどうかわからないものでも、部下は思わず期待してしまって、失望することにもなりかねません。
同じことが部下の言葉にも当てはまります。
その場の雰囲気や勢いでつい、できる見込みがないのに「任せてください」など軽々しくいってしまうこともあります。
注意しましょう。”

いい格好上司

頼る上司のまねはするな

自分の言葉で話せない


自分の頭で考えたことを話せていない上司は、信頼されることがありません。
株主総会で、部下が作った応答例をただ読んでいるだけでは、株主の感情に訴えた話をすることができません。
部下の顧客の下に責任者としてあいさつに行ったときにも、マニュアル本に載っているような堅苦しいセールストークや仕事とは関係のない世間話に終始して、せっかくの顧客の信頼を揺るがすことになりかねません。
このような上司は、ただ「覚えろ」「やれ」といわれたことを疑問も挟まずにやってきたか、深い勉強を自分なりにしなかったこと可能性があります。
そのため、マニュアルや応答例に載っていないようなちょっと角度が変わった質問に答えることができないのです。
そのうえ、当たり障りのない中身のない話しかすることができないために、あいまいな応答に終始して、核心に触れた話をすることができないのです。
そんな上司にならないためにも、普段から仕事の背景まで考えて勉強に取り組む姿勢が必要です。

お客様への準備を自分でしない

上司が自分で準備をしないことで、お客様の目の前で準備不足を思いつくということにもなりかねません。
上司の仕事がうまくいくように部下がそれを手伝うことは当然かもしれません。
しかし、すべての準備を部下に任せて上司が全容を理解していないことには、完璧にお客様の前に出る準備が整っているとは言えません。
準備の段階で、顧客が何を求めているのか、どのような提案の仕方をすることが望ましいのか、などが思いつくこともあるかもしれません。
そのため、顧客のための準備に一部でも上司がかかわっていたほうがいいのではないでしょうか。
顧客のための準備は、単なる作業の一環として軽視してはいけません。

部下に頼り切る上司

勘違い上司のまねはするな

同じ時間に並行して仕事をしようとする


複数の仕事を同時にこなすことが「できる社員」の条件だ、といった考え方を重要視する上司には困ったものです。
実際に、会社で、複数の案件を同時進行に抱えることもあるかもしれません。
しかし、同じ時間に複数の仕事をしようとしても、知らず知らずのうちにどちらもいい加減になって、質を落としてしまうことになってしまってはいけません。
上司だけではなく、それにかかわっている部下も迷惑です。
優先順位をつけて、重要な仕事から順番に片付けていくことが大切です。

スピードを重視するあまり、質が伴わない

仕事が早く処理できることがいいことなのは当たり前です。
しかし、スピードを求めるあまり位にいい加減な質の仕事をしていては、本末転倒です。
手抜きになる心配をわかっていない上司は「遅い」「この厳しい時代に、そんな時間をかけている余裕はない」と部下に圧力をかけます。
言われた部下にはストレスをためる一方です。
部下に仕事を理解してもらい、スピードも求めたいと思うときには、段階を踏んで、ステップアップさせることです。
まず始めは、時間がかかっても構わないから、丁寧に理解しながら処理することを指示します。
次の機会に、同じ指示するとき、同じように丁寧に処理するように言いながら、この前よりも短い期間を指定すればいいのです。
もちろん、この2段階のどちらにも締切を定めて下さい。
この締切を段階が進むごとに短く設定することがミソです。
スピードだけを求めて質が殿わないような上司のまねをしてはいけません。
仕事を早くすることで質が上がることは少ないのだ、ということを肝に銘じて置くようにしましょう。”

勘違い上司

無理する上司のまねはするな

“言われたことを全部やろうとする

複数の仕事を並行しなければいけないときに、優先順位をつけられない上司がいます。
そのために、いわれたことを言われた順番にこなしてしまい、あれもこれも中途半端になることで、最終的にどうしようもなく煮詰まった時に部下にしわ寄せをしてきます。
突然せっぱつまった時になって、膨大な量の仕事を片付けるように命じられた部下はいい迷惑です。
このような上司のまねは絶対にしないことを肝に銘じ、自分が上司になった時には優先順位をつけて仕事をするようにしましょう。
そのために、上司の立場になる前に、仕事に優先順位をつける練習をしていけばいいでしょう。
新人時代の仕事がまだ多くないときに、先輩に教わりながら、仕事の優先順位をどのように立てていったらいいのか学ぶのがいいでしょう。
新人時代に、与えられる仕事にいっぱいいっぱいになっていたとしても、できるだけ早い段階で、それもチームの責任者などになる前に、身につけておきたい能力です。

余裕のないスケジュールを組んでしまう

仕事のスケジュールは、結果を見据えたうえで、それにかかる手間や時間を逆算して立てるべきものです。
しかし、嫌な上司の中には、この現実的に無理のないスケジュールを立てることができない上司もいます。
そんな上司の下では、結果を導くためにはどのようなプロセスが必要か全体を把握することができず、チーム全体が混乱することになってしまいます。
例えば、上司が取引先との商談の期日を決めたとします。
しかし、その商談までに必要な準備の期間を考えていなかったために、部下は急いで資料やサンプルの準備にかからなければなりません。
そのため、十分な準備をすることができずに、せっかくの商談の機会にこちらの提案を十分に相手に伝えることができなかったら、その商談は無駄に終わってしまいます。
このような困った上司のようにならないためにも、日ごろから事前の準備をしっかり練っておくことを心がけていましょう。
そうすれば、自分が出世した時に、この手の仕事にはどんな準備が必要かがわかるようになるでしょう。”

困った上司

常に最高の自分を目指す

“20代だけが成長の機会ではない

仕事をするうえで、20代だけではなく、30代40代でも成長することは可能です。
巷には20代のうちにやっておくべきことや、20代のうちに年収は決まるといった、言葉があふれています。
しかし、20代前半で入社して、転職を繰り返したとしても、少なくとも60歳の定年を迎えるまでに40年近くの職業人生があるのです。
その中の20代だけで成長が止まるのはもったいないと思いませんか。
スポーツ選手でも、将棋の棋士でも40代でも現役で活躍している人が増えています。
また、最近では、定年退職を迎えた中高年が第二の人生として、臨時職員やボラんてしア職員としていろいろな分野で活躍しています。
働く以上、常に成長し続けるチャンスが転がっているのです。
常に明日の自分を今日よりも成長させるつもりで取り組みましょう。

自分の限界を定めない

自分にはここまでしかできない、ここまでくれば十分だ、と思った時点で、成長は止まってしまいます。
自分の能力を決めてしまうことは成長するのを妨げてしまうことになります。
そうではなくて、どんなに小さくても新しい目標を日々設定しては、クリアを繰り返すことで、ちょっと立ち止まった時に自分が成長していることに気づくのです。
売り上げにしても、営業成績にしても、収入にしても、常に最高の自分を目指すことは、努力を重ねるうえで、格好の目標になります。
20代のときには与えられた仕事に邁進するだけだったが、30代では出世して、今まで見れなかった視点から仕事に取り組むのもいいでしょう。
40台になったら、20代30代でできなかった教養を身に着けることに時間をかけてもいいでしょう。
絵画の知識を身に着けたり、新たな趣味を見つける余裕も出てくることでしょう。
そうしていくうちに、自然と年齢を重ねていくことが限界を知らない成長に比例していくことでしょう。

生涯にわたって成長していきましょう。