自分の言葉で話せない
”
自分の頭で考えたことを話せていない上司は、信頼されることがありません。
株主総会で、部下が作った応答例をただ読んでいるだけでは、株主の感情に訴えた話をすることができません。
部下の顧客の下に責任者としてあいさつに行ったときにも、マニュアル本に載っているような堅苦しいセールストークや仕事とは関係のない世間話に終始して、せっかくの顧客の信頼を揺るがすことになりかねません。
このような上司は、ただ「覚えろ」「やれ」といわれたことを疑問も挟まずにやってきたか、深い勉強を自分なりにしなかったこと可能性があります。
そのため、マニュアルや応答例に載っていないようなちょっと角度が変わった質問に答えることができないのです。
そのうえ、当たり障りのない中身のない話しかすることができないために、あいまいな応答に終始して、核心に触れた話をすることができないのです。
そんな上司にならないためにも、普段から仕事の背景まで考えて勉強に取り組む姿勢が必要です。
お客様への準備を自分でしない
上司が自分で準備をしないことで、お客様の目の前で準備不足を思いつくということにもなりかねません。
上司の仕事がうまくいくように部下がそれを手伝うことは当然かもしれません。
しかし、すべての準備を部下に任せて上司が全容を理解していないことには、完璧にお客様の前に出る準備が整っているとは言えません。
準備の段階で、顧客が何を求めているのか、どのような提案の仕方をすることが望ましいのか、などが思いつくこともあるかもしれません。
そのため、顧客のための準備に一部でも上司がかかわっていたほうがいいのではないでしょうか。
顧客のための準備は、単なる作業の一環として軽視してはいけません。