同じ時間に並行して仕事をしようとする
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複数の仕事を同時にこなすことが「できる社員」の条件だ、といった考え方を重要視する上司には困ったものです。
実際に、会社で、複数の案件を同時進行に抱えることもあるかもしれません。
しかし、同じ時間に複数の仕事をしようとしても、知らず知らずのうちにどちらもいい加減になって、質を落としてしまうことになってしまってはいけません。
上司だけではなく、それにかかわっている部下も迷惑です。
優先順位をつけて、重要な仕事から順番に片付けていくことが大切です。
スピードを重視するあまり、質が伴わない
仕事が早く処理できることがいいことなのは当たり前です。
しかし、スピードを求めるあまり位にいい加減な質の仕事をしていては、本末転倒です。
手抜きになる心配をわかっていない上司は「遅い」「この厳しい時代に、そんな時間をかけている余裕はない」と部下に圧力をかけます。
言われた部下にはストレスをためる一方です。
部下に仕事を理解してもらい、スピードも求めたいと思うときには、段階を踏んで、ステップアップさせることです。
まず始めは、時間がかかっても構わないから、丁寧に理解しながら処理することを指示します。
次の機会に、同じ指示するとき、同じように丁寧に処理するように言いながら、この前よりも短い期間を指定すればいいのです。
もちろん、この2段階のどちらにも締切を定めて下さい。
この締切を段階が進むごとに短く設定することがミソです。
スピードだけを求めて質が殿わないような上司のまねをしてはいけません。
仕事を早くすることで質が上がることは少ないのだ、ということを肝に銘じて置くようにしましょう。”