“言われたことを全部やろうとする
複数の仕事を並行しなければいけないときに、優先順位をつけられない上司がいます。
そのために、いわれたことを言われた順番にこなしてしまい、あれもこれも中途半端になることで、最終的にどうしようもなく煮詰まった時に部下にしわ寄せをしてきます。
突然せっぱつまった時になって、膨大な量の仕事を片付けるように命じられた部下はいい迷惑です。
このような上司のまねは絶対にしないことを肝に銘じ、自分が上司になった時には優先順位をつけて仕事をするようにしましょう。
そのために、上司の立場になる前に、仕事に優先順位をつける練習をしていけばいいでしょう。
新人時代の仕事がまだ多くないときに、先輩に教わりながら、仕事の優先順位をどのように立てていったらいいのか学ぶのがいいでしょう。
新人時代に、与えられる仕事にいっぱいいっぱいになっていたとしても、できるだけ早い段階で、それもチームの責任者などになる前に、身につけておきたい能力です。
余裕のないスケジュールを組んでしまう
仕事のスケジュールは、結果を見据えたうえで、それにかかる手間や時間を逆算して立てるべきものです。
しかし、嫌な上司の中には、この現実的に無理のないスケジュールを立てることができない上司もいます。
そんな上司の下では、結果を導くためにはどのようなプロセスが必要か全体を把握することができず、チーム全体が混乱することになってしまいます。
例えば、上司が取引先との商談の期日を決めたとします。
しかし、その商談までに必要な準備の期間を考えていなかったために、部下は急いで資料やサンプルの準備にかからなければなりません。
そのため、十分な準備をすることができずに、せっかくの商談の機会にこちらの提案を十分に相手に伝えることができなかったら、その商談は無駄に終わってしまいます。
このような困った上司のようにならないためにも、日ごろから事前の準備をしっかり練っておくことを心がけていましょう。
そうすれば、自分が出世した時に、この手の仕事にはどんな準備が必要かがわかるようになるでしょう。”