嫌な上司の下だからこそ 嫌な上司の下だからこそ、部下は伸びることができるといえるのではないでしょうか。 例えば、大手の会社の、研修がしっかりしていて、満足できる状況であるならば、もうそこから、一生懸命になる余地はないでしょう。 しかし、上司が嫌な人で、しかも教えてくれることが極端に少ないと、自分でどうにかしなくてはいけませんから、自分から手を伸ばしたことがそのまま力になるのです。 同時に入社した社会人1年目の誰かがうらやましいと思うかもしれませんが、現代は、どんなに好調な会社であろうと、業績が振るわないことで、倒産してしまうかもしれない可能性が付きまとうのです。 だから、入社したからには、どんなに今の仕事に不満を抱いたからと言って、すぐにやめてしまうのはもったいないことです。 上司に頼り切る状態から抜け出すことによって、自分を成長させることができるのです。 その意味では、上司に恵まれないことが、自分を育てる、ターニングポイントなのです。 上司は親ではないことを本当には理解していない人が多いのが現状ではないでしょうか。 「上司がこちらの理想通りではない」と責任転嫁している部分はないでしょうか。 頼り切るのではなく、上司にとって使える人間になるのです。 嫌な上司との付き合い方を改めることが、自分を成長させる転機になるのです。 いやいや付き合うことがストレスになっているのならば、会社を辞めることを考えるのではなくて、自分に関して考えることが大切です。 付き合うことを止めるのではなく、変わることで評価を上げたり、下げたりすることができるのです。 上司が何を求めているのかを考え続けることで、上司との関係性は変わっていきます。
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反面教師に学ぶ
反面教師に学ぶ あなたが「こんな上司は嫌だ」だ、と思う上司から成長しましょう。 付き合うことで、裏を返せば学ぶところがたくさんあるものなのです。 言動を「自分はしない」と思うこともできるでしょう。 嫌な上司だと判断する根拠は何なのか、と自分自身で考えることで、今の自分には何が足りていないのか、自分の力不足を他人のせいにしていないか、などわかってくることもあるのではないでしょうか。 大学を卒業して、せっかく理想を抱いて入社したのに、能力がないことを、上司が馬鹿だからと、人のせいにしていないでしょうか。 理想的な上司に巡り合わない場合にも地道な仕事を一生懸命に上司に頼ることなく続けていたことで、成長することができたのだと評する人がいます。 部下が上司に期待することを止めたときが自分を成長させるターニングポイントなのです。 実際に、成功しているほど若いときに上司に恵まれていないことが言えます。 上司が部下のことを気にかけてくれて、確かな信頼関係が築けて、仕事を手とり足とり教えてくれて、部下の成長を支えてくれる存在であるならば、それは理想の上司で、理想の付き合い方だということができるでしょう。 しかし、本当にそんなことが自分の成長を促してくれるものか、考えてみてください。 手とり足とり仕事を教えてくれなかったから、新人は自分の力で何とか仕事をできるようになろうと思えたというのです。 会社にビジネスマナーやお客様対応のノウハウを教わらなかったからこそ、自分の力で、調べてものにしていこうと考える癖がついたのです。 新人のうちは、会社の中の比較的地味な仕事を命じられることも多いでしょう。 華やかな仕事を夢見ていたのに、比較的地味な仕事をやらされることに不満を抱いているかもしれません。 上司のいいところも悪いところも、どちらからも学ぶことができます。 ストレスをためるばかりではいけないのです。 あなたの意識を変えることが唯一できることなのです。